木力館のとりくみ

2025年度、開智小学校4年生 製材見学と木工体験 木力館編

 

梅雨なのに暑い日が続いていますが、皆様いかがお過ごしでしょうか。

 

今回は前回に引き続き、開智小学校の生徒さんに実施した特別授業の様子をお届けいたします。
前回の出張授業から2週間後の6月12日と19日、今度は開智小学校4年生の皆さんが木力館にお越しいただきました。

皆さんが揃ったところで、まずは館長と、社長のご挨拶からスタート。

全体を2班に分けて木力館館内の見学と製材施設の見学、木工体験の木の箱作りを行いました。
前半組と後半組に分けて、それぞれの組が体験場所へと向かいます。

まずは、木工体験の木の箱作りの様子をお届けいたします。

木工体験の箱作りの様子。
木の箱が完成しました。皆さんは何を入れるのでしょうか。何を入れるか考えるのも楽しいですね。

 

皆さんとても楽しそうに作られていました。
若いうちから本物の木に触れていただき、今後皆さんが自然への関心を持っていただけましたら心から嬉しく思います。

 

続いて、丸太の製材加工見学の様子です。

 

帯鋸(おびのこ)といい、丸太を製材するための機械です。これから丸太が製材されていくことに皆さん興味津々の様子です。

 

館長から丸太や木の香りのお話を聞いた後は、いよいよ帯鋸が丸太を製材していきます。
たちまち丸太が板状の木材に製材されていきました。
製材時は木の香りが辺り一面に広がり、皆さんはその香りに感動している様子でした。

製材されていく様子に皆さん釘付けされていました。
丸太を製材していくほど節の数は多くなるか?少なくなるか?どちらでしょうか?と質問タイム。

 

館長の説明によれば、木の節は、丸太の中心に近いほど節が多いそうです。
木が成長する過程で、高く伸びるだけでなく、幹は太くなります。その際、枝の一部が幹に取り込まれてしまいます。
そして、これが木材として切り出したときに節となって現れるのです。

製材されたばかりの板材を触れたり香りを嗅いでいる様子。

 

 

製材見学の後、生徒さん達は木力館内を見学しました。

木のたまごプールやパズルで遊んだり、虫眼鏡で木の模様を見たり、木の香りを楽しんでいらっしゃいました。

今回の特別授業でさらに森林の重要性について理解を深める事ができたのではないかと思います。
皆さんにとって貴重な体験だったと感じていただけましたらとても嬉しく思います。

森林と木の大切さを学ぶには、本を読む、動画を見る等にとどまらず、
本物の木に触れて香りを嗅いで、ご自身の五感で木の魅力を「感じとる」事も大切です。
今回の様に、学校に我々がお邪魔したり、またご来館いただいて普段の授業では体験できない事を経験していただき、
木に少しでも興味を持っていただけましたら幸いです。